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少し遅くなりましたが、メリークリスマス!
皆様は、どの様に時間を過ごしたでしょうか。
私はなんと、バレエの発表会に出演しました。
自分とバレエの縁は長くてある意味深いものです。
自分の母がバレエ教室を始めて、既に40年以上続いています。
今は妹が教室を運営していて、私の子供達3人がそこで習っています。
ほぼ毎年、発表会を行っていますが、自分が海外にいる時以外は
簡単なお手伝いを子供の時より毎年続けているのです。
ビラ配りから、お弁当の手配や、荷物持ちなどなど。
とは言え、舞台出演するというのはあまり経験したことがなく、
今回のように、とても簡単だけども振りがあるというものは
15年ぶり2回目でした。
素人の発表会の結果についてとやかく云いませんが、
1500以上の人が入る舞台の上で、他の男性舞踏出演者は
皆プロのダンサーというのは、ちょっとしたプレッシャーでした。
舞台の上で立っているのも、歩くのもなかなか難しいものがあると
再認識しました。それでも、弱気にならず楽しく舞台には立てたと思います。
気分だけはバリシニコフ(かなり昔のダンサーですが)。
ちなみに役どころは、くるみ割り人形の1幕、
パーティーに招待されたその他大勢の貴族のお父さん役でした。
今回の出演でつくづく感じたのは、このバレエの環境が
今の私の仕事の原点でもあるなという事です。
舞台を作るには様々な仕事があります。
全体のダンサーの力量を見て、生徒に役を与え、振りを付ける。
踊りはそれなりに複雑で、振り付けによって
また生徒の技量を上げる事によって全体を合わせるのには
結構時間がかかるものです。
男性のダンサーは様々なところから雇ってきます。
振りにあわせて、ちょっとした編曲もします。
当然、演目に合わせ、衣装の選択やデザインもするし、実際作ったりもします。
舞台や大道具、小道具の展観、照明などの演出。
チケットの割り当てや当日の受け付けや運営などなど。
このようなオペレーションを、小さい時から見ていました。
自分はダンサー目線と言うよりは、いつも舞台の演出やお客様の反応、
ダンサーが映えているかなどの、あえて言うなら
子供の頃からプロモーター目線で観察していたわけです。
ゲームを作るのは、舞台を作るのに似ているところが多くあります。
一つの作品やサービスを作るのに、先ずお客様をどうやって満足させるか
考える点や、作品を作るにあたり、クリエイター・アーティストや専門家、
裏方が参加する点などです。
面白いことに、プロモーター視点から見ると、
考え方がその時々に大きく変わるけど何かしでかすクリエイターや、
この人に任せれば此処は大丈夫と思えるちょっと気難しい専門家がいるなど、
制作現場の雰囲気もどこか共通点がある気がします。
小さい時から、クリエイターや現場の専門家はあまり遠い存在ではなかったのです。
自分自身について考えると、作品、商品、サービスを考えるという方向や、
そこに参加する人の人種の絡みを含めて舞台から影響を受けているのです。
ただ、舞台と仕事で大きく異なるのが、
技術の力とネットやデジタルを使った流通の力です。
ゲームは技術の変化により、ここ20年の間に次々と姿を変えて来ています。
スプライトに色がつき、3DからCGになり、ネットに対応し、ソーシャル化している。
構造自体が大きく変わって行く実態があります。
舞台も、シルクドソレイユのような演出や出演者のイノベーションは
起こっているものの、クラシックのバレエ、オペラ、歌舞伎などは
基本100〜200年以上前の演目が人気です。
そういった意味では、細かい演出の違いはあっても、例えば、
「くるみ割り人形」といえば、基本型は同じなのです。
創作系の作品も数多くあるのですが、クラシックの世界では
今ひとつヒットしないし定着しない。
ビジネス的に現代舞台の主流のミュージカルが
漸くゲームに近い作品のバラエティを持ちますが、
技術による演出の変化と言うよりは、社会の気分や創造性に
その活路を見出しているようです。比較すると、ゲームビジネスは常に
技術や社会の動向を見て仕事をしなくてはいけないことは
チャレンジでもあり楽しみでもあります。
流通の違いで言うと、舞台の場合は常に数多くのスタッフが
ライブでキャパの決まった劇場で
運営をして行かなくてはいけない制限があります。
ゲームの場合は、以前はディスクをコピーしお店に配布していましたが、
昨今はネットを通じてキャパに制限なく比較的安価に
サービスが可能になりました。
当社にも毎日万を超えるお客様が来てくれているわけですが、
ネットで対応するので、リアルの社会で対応する事と比較すると
随分効率は良いわけです。
ネットでエンタテインメントができる事のビジネス的な幸せを感じるのです。
また同時に、反省や思うところもあります。
ネットビジネスではお客様の満足度を上げるために、
データマイニングをしKPI分析を充実させ、
常に数字をチェックしながらアイデアを交換しサービスに反映し質を上げる。
この繰り返しを基本不断に行う事が目標ですが、
お客様の実際の顔が見えないだけに、
努力の方向が視野の狭いものになるとも感じるわけです。
サービスするキャストのメンバー、ゲーム開発者も
ライブでお客様と接していない事により、
緊張感と同時にEntertainつまりもてなす事の喜びを
直に感じにくくなっていると思うのです。
舞台に立って、皆さんから拍手をもらうと本当に嬉しい。
役者の仕事が辞められないゆえんでしょう。
舞台がはけた後、お客さんが笑顔で帰る姿を見ると
此方が受付でも元気をもらいます。
舞台ではストレートにお客様の感情が見え、
スタッフもキャストも主体的な参画がし易いのです。
こういう、エンタテインメントに欠かせないハレの気持ちが
ネットビジネスでは共有しにくい。
何とか、この様な気持ちをネットのビジネスでも持てないだろうかと
考えたりします。来年早々、オンラインパブリッシング部門では
全国を回る販売会を行いますが、更に工夫を今後続けて行きたいと思います。
それにしても、舞台で拍手されるのはいいですね。
そんな気持ちを起こさせる様なサービスを目指して、
またクルーもそのように感じられる仕組みをもって来年に挑みたいと思いました。
少し早いですが、皆様、よいお年を。
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舞台前に集まって練習をします。
男性舞踏手もたまに参加しますが流石にスタイルがいいし
身体は柔らかい。座って休んでいる姿がこう違っています。

舞台練習中。照明や演出などの最終チェックします。

舞台袖。ここで幕や展観のコントロールします。

舞台近くの楽屋に小道具置き場。
くるみ割り人形らしいでしょ。

舞台練習前。

舞台練習前に。少し緊張しています。

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