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左から: 内海、入交、安東、水口
*敬称略
人には様々な恩師であったり、人生を変える
転機となるような出会いがあったりします。
自分にも様々な転機につながる出会いがあったのですが、
入交さんもそのひとりです。
若い方は知らない方もいるかもしれませんが、
ゲーム業界でも自動車業界でも
業界にいるなら知らない人はいない、色々な神話を持つ人です。
ホンダ時代にはエンジン開発に携わり、
市販車のみならず、バイクやF1レースにもエースエンジニアとして参加、
数々の栄光をホンダにもたらしました。
はっきり言って当時のホンダは、安かろう悪かろうと思われていた
亜流のメーカーみたいなものでしたから
(ちょっと言い過ぎだったら関係者の方ゴメン)
レースの結果はそのブランド力の向上に絶大な寄与をしました。
また、アメリカホンダの立ち上げを行い、
国際化にも寄与し、なんと30代でホンダの役員になり、
副社長にまで上り詰めました。
当時はミスターホンダ、ホンダのプリンスとまで言われたのです。
そこから、病気になりホンダを若くして退社。
次期社長とも目されていたため、これも大事件でした。
治らないとされていた病気が治ったところになんと、
全く業界外のセガに入社。
これもまた唖然でした。
どちらかと言うと、下品な業界・会社(これも関係者の方ゴメン)に
超一流会社のプリンスが入って来たのです。
天才や奇才を愛する入さん、約束をきちんと守る入さんは
セガの信者を急速に増やしました。
クリエイターは入さんを愛し、
アンチセガだった経営者もセガを訪れました。
大川さん、中山さんというこれまた歴史に残る癖のある経営者と一緒に
ソニー追撃を狙いましたが、
3人の個性が強すぎたのか上手くいきませんでした。
その時の逸話は面白すぎて一言では言えませんが
いずれまた記述します。
その後、外資系のファンドに頼まれ
いくつもの自動車系の会社を立て直し、現在も71歳でバリバリの現役社長で
1000億円近い売上で数千人の従業員を率いているのです。
自分が初めて入さんに会ったのは
自分がまだSCEAにいた時代です。
大学でアメリカホンダのケースを勉強した事があり、
その時そのケースに出ていたのが入交さんだったのですが、
彼が自分をリクルートしにわざわざアメリカで会ってくれたのです。
それはそれは、魅力のある方で笑顔も清々しく、
すぐに魅了されてしまいました。
それで、人生が狂った?という人もいるのですが、
当時皆にどうしちゃたのと言われる
ソニーからセガへの転職のきっかけになったのです。
セガで水口に会い、今の嫁さんにも会ったので、
よく考えると自分にとって相当人生を変えた人です。
セガ入社後も色々面倒を見て頂きました。
失敗に終わったけど結構健闘したドリームキャストのローンチで
一緒に仕事をした時間は、今思えば宝物のようです。
入さんの凄いところは、ビジネスマンとしてとんでもない経歴がありながら
未だにマラソンをしたり、シルクロードを走破したり
人生を楽しみながら挑戦している姿勢です。
また、偉ぶったところは全くなく、いつでも好奇心が一杯なのです。
自分の動物としての五感・野生について
失いたくないという発言には絶句しました。
そこにいるだけで魅力がある人と時間を共有出来ると
なんだか自分まで成長した気になり、力ががモリモリ湧いてきました。
きっと、入さんの"気"を頂いたのだと思います。
今、自分に会うと、誰かにその"気"をあげられるような感じがします。
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