最近の報道に思う

2010.04.23 .20:02:54



先日、北京でソーシャルゲームのカンファレンスに参加してきました。
以前ブログでご紹介した丸山さんも、
最近上海に行かれたそうで、中国の話で盛り上がりました。

内容としては、
・日本の中国批判の報道は、結構日本のジェラシーかもしれない
・怪しい人はどこの国にもいて、中国が特別怪しいわけではない
・皆、しごく全うなビジネスマンで、一生懸命やっている
・街としても素晴らしく綺麗に発展している

など、これはこれは中国の世紀になるのは受け入れて
色々と考えなくては、という事になりました。

そこで、IPで食べてきた我々にとって、大きく発想の展開をする必要が
今後あるという事でも一致しました。
中国を中心とした欧米の外(BRICsなど)の慣習が、
デジタル化・ネットワーク化の時代と重なり、
西側、特にアメリカによって形作られた著作権やIPの考え方が
大きく再構築される時代に突入してしまったという事です。
つまり、著作権もしくはIPだけでうまく稼ぐことが出来た西側の商習慣は、
もう通じなくなるという事です(アメリカですら音楽が売れなくなっている・・・。
結局コピー、という現実)。

音楽で言うと、中国ではレコード会社というコンセプトはほぼ存在しておらず、
曲はただ(free)、CMの出演料だけで稼ぐのだそうです。
ゲームの世界でも基本プレイは無料で、アイテム課金、
しかもサーバー型での会員管理で、
日本のビジネスモデルと形は違っていても
稼ぐモデルは存在しているのです。
韓国は、商習慣が中国と似ていたり、
輸出がないと食べていけない構造があった為、
いち早くアジアへの進出を現実的に対応してきました。
ゲームの世界だけでなく
音楽の世界もいまや韓国が席捲しているのだそうです。

今までのビジネスモデルに優等生であったが為に、
その価値観をうまく使い分けるのはちょっと大変なチャレンジになりますが、
伸びる西欧以外でもやっていくには、柔らかい対応が必要になりそうです。
 

プロフィール

内海 州人
(Shuji Utsumi)










★ソニー:経営企画室、Sony Computer Entertainment of Americaの創設メンバー
★セガ:Sega of America、セガ・エンタープライゼス執行役員
★ディズニー:インタラクティブアジア代表を歴任



☆クラッシュバンディクー(SCEA)
☆サクラ大戦, 2K Sports (セガ)
☆キングダムハーツ
(ブエナビスタゲーム)
などの作品にも係わる



・一橋大学卒業
・ウォートンMBA

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