社外取締役の丸さん

2010.04.01 .17:04:34
 


表立って大きく発表はしていないのですが、
キューエンタテインメントの社外役員の一人に、
丸山茂雄さんになって頂いています。

丸山さんは、音楽業界ではソニーミュージックの社長をなさるなど、
多くのアーチストに慕われながらも、
大きく業界の変化を先取りされてきた方です。
アーチスト発掘だけでなく、現在では大きく成長している
新レーベルを作ったり、時代を先取りし、
レコード会社でありながら音楽出版会社や
マネジメント会社を展開し、
全盛期の小室哲也さんのマネジメントもされ、
あらゆる意味で現在の日本の音楽シーンで
時代を作ってきている方です。

びっくりするのは、畑違いのソニーコンピュータの創立者でもあり、
あの久多良木氏を見付けて、マネージャーを買って出、
彼をあの地位にまで持っていった方なのです。
更に格好いいのは、ソニーの要職の要請を断ち切り、
60歳を過ぎてから自ら音楽のネットベンチャーを立ち上げている
ロックな生き方です。
自分は、ソニーコンピュータの創立当初より長らくお世話になっており、
そのすごさを間近で見ていて、いつの日か丸山さんのようになりたいと
目標にしている方です。

丸山さんは、それは一般的に言うととても偉い方なのですが、
年下を含めた皆に「丸さん」と呼ばれ慕われており、
若いアーチストとも気軽に会話をし、
かついわゆるコーポレート系の偉い人とも本質的な話が出来るという、
とてつもないコミュニケーション幅と能力を持っておられます。
その、壁を作らないスタイルもすごいのですが、
複雑な現象が、「丸さん」のフィルターで濾過されると、
ついには簡単な言葉となって凝縮されてポンと出てくる。
それが、物事の本質である事が多く、いつも刺激を受けています。

丸山さんには時々、”内海は頭がいいから”と言われますが、
それは当然ですが批判の言葉です。
抽象的な言葉を駆使して饒舌なときは言葉に踊らされていて、
実は上滑っている事が多く、危ないのです。
このような、複雑で変化の激しい時代であるからこそ、
自分の中に芯の通ったフィルターというか
濾過装置が必要だと思っています。

2010-04-01 | | |

成長と進化

2010.04.09 .17:05:58
 


ダーウィンの進化論では、動物は環境に応じて進化していく。
もしくは、うまく適応していったものが生き残る。
ガラパゴスのイグアナは、陸に残ったものはサボテンを主食とし、
海に向かったものは海草を食べるようになった。
最近の異常気象で、海イグアナの主食とする海草が減り、
陸イグアナのサボテンも減った。
両種がさまよった結果、この2種が交配し、
より高い位置のサボテン、またはその花を食べられる種が出てきたという。

会社を取り巻く環境の変化には、日々の仕事をしているだけでは
なかなか気付かない。
分かり易く、急に食べ物がなくなるわけではないし、
普段向き合っているPCの画面が、
環境に応じて急に暗くなったりする事もない。
更に、どのような変化が起こっているのかと感じるのは
極めて直感的ではない事が多い。

会社が成長・進化するには、社員を中心とした
会社を構成しているメンバーの成長・進化と、
新しい血(知?)が必要になる。
成長は、今やっていることを更にどううまくやっていくかという事であるから
個々で努力出来る部分が大きいが、
こと進化となると、どのような変化に対して、
どう進化して行くかということなので、これを一人ひとりに感じさせるのは、
簡単にはいかない。
故に、会社にも寿命があることが多いのだろう。

当社も、現在の、そしておそらく将来にもわたる環境の激変の中で、
より一層飛躍するために、今後成長と進化を遂げたいと思っている。
今、どのような変化が起こっているのか。
また、それに対応してどう進化したいのか。
われわれのクエストは続く。

2010-04-09 | | |

「DSでお勉強」で考える

2010.04.16 .17:31:56



子供たちに英語と中国語のお勉強ソフトを与えました。
どうやら、しっかりはまっているようです。
何度でも納得するまで発音のチェックが出来たり、
うまく出来るとご褒美がもらえたり、
デジタル機・ゲーム機ならではの特性もあり、
なかなかよい出来だと思います。

iPhone やiPad が絶好調な事や、ソーシャルゲームの広がりもあり、
今後ソフトのジャンルは爆発的に拡大することでしょう。

その中で、自分たちの強みやアイデンティティを作っていくのが
各社・各クリエイターの課題。
本当に面白い時代が来たものです。 

2010-04-16 | | |

最近の報道に思う

2010.04.23 .20:02:54



先日、北京でソーシャルゲームのカンファレンスに参加してきました。
以前ブログでご紹介した丸山さんも、
最近上海に行かれたそうで、中国の話で盛り上がりました。

内容としては、
・日本の中国批判の報道は、結構日本のジェラシーかもしれない
・怪しい人はどこの国にもいて、中国が特別怪しいわけではない
・皆、しごく全うなビジネスマンで、一生懸命やっている
・街としても素晴らしく綺麗に発展している

など、これはこれは中国の世紀になるのは受け入れて
色々と考えなくては、という事になりました。

そこで、IPで食べてきた我々にとって、大きく発想の展開をする必要が
今後あるという事でも一致しました。
中国を中心とした欧米の外(BRICsなど)の慣習が、
デジタル化・ネットワーク化の時代と重なり、
西側、特にアメリカによって形作られた著作権やIPの考え方が
大きく再構築される時代に突入してしまったという事です。
つまり、著作権もしくはIPだけでうまく稼ぐことが出来た西側の商習慣は、
もう通じなくなるという事です(アメリカですら音楽が売れなくなっている・・・。
結局コピー、という現実)。

音楽で言うと、中国ではレコード会社というコンセプトはほぼ存在しておらず、
曲はただ(free)、CMの出演料だけで稼ぐのだそうです。
ゲームの世界でも基本プレイは無料で、アイテム課金、
しかもサーバー型での会員管理で、
日本のビジネスモデルと形は違っていても
稼ぐモデルは存在しているのです。
韓国は、商習慣が中国と似ていたり、
輸出がないと食べていけない構造があった為、
いち早くアジアへの進出を現実的に対応してきました。
ゲームの世界だけでなく
音楽の世界もいまや韓国が席捲しているのだそうです。

今までのビジネスモデルに優等生であったが為に、
その価値観をうまく使い分けるのはちょっと大変なチャレンジになりますが、
伸びる西欧以外でもやっていくには、柔らかい対応が必要になりそうです。
 

2010-04-23 | | |

龍馬が行く

2010.04.30 .19:43:52



最近の孫さん、すごいですね。
もう、輝きまくってます。
自社のU-Streamに自らキラーアプリケーションを提供している感じがします
(新入社員訓示、三木谷さんとのセッション、ソフトバンク決算説明会など)。
孫さんのプレゼンテーションを見ていると、
アップルのスティーブ・ジョブスを見ている様にワクワクしてきます。
Twitter でのレスポンスもすごいですし、
とりあえず孫さんに日本を任せてみれば?と、
おもわず思ってしまうのは私だけではないでしょう。
その原動力というか、より輝くための光を与えているのが、
業績の回復と同時にNHKドラマの”龍馬伝”の放送であるのは
Twitterの反応や想像ですが、
結構当っているのではないかと思います。
今年に龍馬を放送するNHKのセンス、
この閉塞感の中で絶賛されるべきだと思います。
自分も少なからず、司馬遼太郎氏の”龍馬が行く”に影響を受けました。
あの感動をもう一度呼び戻し、
現在の革命の志士の一人としてもう一度気合を入れなくては。 

2010-04-30 | | |

プロフィール

内海 州人
(Shuji Utsumi)










★ソニー:経営企画室、Sony Computer Entertainment of Americaの創設メンバー
★セガ:Sega of America、セガ・エンタープライゼス執行役員
★ディズニー:インタラクティブアジア代表を歴任



☆クラッシュバンディクー(SCEA)
☆サクラ大戦, 2K Sports (セガ)
☆キングダムハーツ
(ブエナビスタゲーム)
などの作品にも係わる



・一橋大学卒業
・ウォートンMBA

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