朝青龍引退に考える

2010.02.08 .12:09:29



相撲界のスターが引退を発表した。
相撲協会のマネジメント能力の無さによって、千両役者を失った今後、
業界はその報いを受けてしばらく低迷することになるのであろう。

彼の引退話の中で、相撲はスポーツか伝統か、という議論が多いけれど、
自分的には相撲は興行なのでは、と思っている。歴史的に見ても
スポーツという概念が入ってくる前に、エンタテインメントとして民衆に
密着した形で発展してきたのではないだろうか。ある意味、プロレスや
K-1と同じです。

ちょっと前までは、タニマチからごっさんですと言って、税金申告もせず、
夜の街を遊び歩き、強ければヒーローだった。報道もここまで発達して
いなかったから、今の基準から考えるときっと色々あったのだろうと思う。
それでも民は相撲を愛していた。夢を与える商売、色んな役があった方が
面白い。昔は報道も特にとやかく言わなかった。業界はやり方を変えていない
が、周りの目が変わった。

いつの間にか伝統と品格という、ある意味民衆から離れた、お上的な価値観が
くっついてオーソリティが必要なものになったのですね。それは、不安定な興行を
安定させるのには役立つし、きっと派手な戦いには見えない相撲業界にとって
生き抜くには必要なことでしょう。
しかし、現場にいる人間の習性というか、今までの業界の本質を少し歪める、
もしくは正すことになるのかな。今は、その期待された形式に合わせて
人、業界そのものが変わりなさい、という時代に来ているようです。

興行の世界にやってきた外国人レスラーに、日本の伝統だと言って、相撲界は
様々な形式や品格を要求する(品格と言うからおかしくなるような気がしますが)。
そして相撲しかとったことがないのに、厳しくなった世間に対してもきちんと皆が
納得する存在としてPRを行っていかなければならない。
朝青龍という千両役者を失った代償は大きいけれど、その時代を生き抜くための
チャレンジへ、相撲業界が今後上手く対処していくことを願います。

2010-02-08 | | |

いいところを褒めよう

2010.02.12 .14:41:33

景気は気分、と言うらしいが、その点から言うと不景気の日本、
マスコミをはじめとして、我々ちょっと批判し過ぎ、反省し過ぎな傾向に
あるのかもしれませんね。

そりゃあ今の状況を手放しで喜ぶのはあまり知的ではないですが、いいところ
を褒める部分がもっとあっていいんじゃないかと思います。

民主党の政策で言うならば、観光立国の推進なんていいじゃないですか。
日本の田舎には良いところが本当にあると思います。飯はうまいし、自然が美しく
人がいい。伝統的な所が残っているし、でも便利で清潔。どうってことないと
されている海岸線や農村風景、田んぼに畑、温泉に工芸品など、
過小評価されているものが沢山あると思います。ここに目をつけて、色々と
知恵を出そうよ、といった民主党の考えは非常に良いと思います。

自分の周りの業界で言うと、mixi、モバゲー、Gree、と三つ巴のソーシャル戦争。
若いベンチャーが独自のプラットフォームをつくり、かつ世界まで意識して
切磋琢磨している。これはすごいことじゃないですか。もっと、世間が素直に
褒めてあげていいんじゃないかな。

2010-02-12 | | |