幻のプレイステーション・キャラクター「ポリゴンマン」

2008.08.08 .11:33:28
Polygonmanプレイステーションが世に送り出される前に、米国では「PS」マーク以外にキャラクターが存在しました。その名も「ポリゴンマン」。
マーケティングのバックグラウンドを持つ、当時のSCEA社長、Steve Race 氏は、PlayStationという名前をマーケット調査にかけたところ、そのイメージは最悪、子供じみているという結果が出ました。


その結果、ゲームを米国導入する前、ソニーのE3でのパーティでポリゴンマンを華々しくプレイステーションのイメージキャラクターとして紹介しようとしました。当時、本件は日本や会社の他の人にもほとんど相談されず、Race氏がマーケティング担当と進めたものでした。
東京側が知ったのは、パーティの数日前。喧々諤々の議論の末に、ポリゴンマンは幻となりました。本件が、その一因となり、Race氏はプレイステーションの発売前にSCEAをやめてしまいます。


さて、そのポリゴンマンですが、ほとんどのキャンペーンは止めたものの、一部は止まらず、SCEAのプレイステーションパーティでのギフトはポリゴンマンT−シャツでした。

2008-08-08 | | |

プレイステーション誕生秘話 〜参入決定会議〜

2008.06.25 .17:31:15

      

今年2月、ラスベガスの業界コンファレンスDICE にてLife Achievement Awardsを受賞され、スタンディングオベーションでステージに満員の聴衆を相手に大賀さんへの感謝の意を述べる久夛良木さん(映像上)を見て、あの日の会議の事が思い出されました。

ソニーがゲーム事業を立ち上げる事を決めた会議。あのように大きな事業になることを考えると、とても少ない参加者、およそ10人程度のもと行われました。当時(1992年)の大賀社長(現ソニー名誉会長)、徳中氏(当時経営企画部長、後SCE社長)、丸山氏(当時ソニーEPIC社長、後SCE副社長、ソニーミュージック(SME)社長)と久夛良木次長、伊庭本部長等に加え、後にSCEの取締役クラスになる人間が数人参加したのみでした。自分は、当時本社で徳中氏が副本部長を勤める経営企画部門の係長で、様々な資料を作っていた為、会議に参加していました。

事業の将来性、ソニー株の元で事業を行うことのカルチャ上や形式上の負担、競合他社(任天堂、セガ)との状況、技術上のチャレンジ等々の発表を久夛良木、丸山、徳中氏より大賀社長にピッチされました。大賀社長も本社会議で見せるような威厳というより、あれやこれや気軽に色んな質問をされました。丸山氏がいることで、会議の雰囲気もソフトビジネスのようになったようです。

ここで、大賀社長が後々に語り継がれた決定を下します。
“Let’s do it”.
それもソニーとは別会社、ソニーとソニーミュージックのジョイントベンチャーにする。ソニー本社の元では成功しないであろう。自ら、現ソニーミュージックの前身であるCBSソニーを自ら立ち上げた大賀社長ならではの判断でした。

自分は、会長、社長が出席された会議を何度か経験していたコーポレートスタッフでしたが、この一件には驚きました。確かに、そのような方向を目指すべく色々な用意をしてきましたが、当時まだまだわからないことも多く、会議の参加者に本社役員クラスの人間はただ一人(事業担当役員すらいなかった)、久夛良木さんもエリートエンジニアというよりは、とてもあくの強いエンジニアと考えている人もいるくらいでした。実際、ソニーがゲームビジネスに入ることに前向きであった人は、事業部にはほとんどいませんでした。そのような状況と、あのような会議体でしかも、別会社化まで指示してしまう大賀社長に、今から考えると英断、また、当時の経験の浅い自分には「本当ですか?!」と思わせる決定でした。会議の後は、特に久夛良木さんを始め、皆が高揚していました。このスピーチとその会議に出ていたことを、非常に幸運に思っています。

2008-06-25 | | |

iPhone がゲームプラットフォームに

2008.05.20 .10:14:46
 iPhone
アップルがゲーム部門に本格的参加です。iPhoneをオープンプラットフォームでゲーム機として開放しました。このプラットフォームに参加するためには、開発者のためのSDK(さまざまな開発情報)を手に入れることが前提なんですが、噂では、初日に10万ダウンロードされたということです。10万人の開発会社が参加するゲームプラットフォーム?アップル、ここでも旋風を巻き起こすのでしょうか。

2008-05-20 | | |

1日100万台販売されるメディア・プラットフォーム

2008.05.16 .16:58:01
Nokia N95昨年、アメリカのGDC(ゲームディベロッパーズ
コンファレンス)でキーノートスピーチをしたのは、
ゲーム機を作っている任天堂の宮本さんとSCEのPhil Harrisonでしたが、今年は携帯電話で世界No.1シェアを誇るノキアのAnssi Vanjoki氏でした。そのスピーチで驚いたのが、ノキアは、全世界で1日平均100万台(年間4億台)のハードを売っているとの事!


最新の携帯機
N95 は、8ギガのフラッシュメモリー搭載で、
最新のスパイダーマンの映画がまるまるバンドルされている
 

 この中で優れたCPUやグラフィックチップを使った端末は、ゲーム機にもなるわけで、どちらかと言えばニッチな、ゲーム機能が充実している端末N73でも年間2000-4000万台は売れているようです。X360がグローバルでいまだに1500万台に達していない(PS3は1000万台いっていない)ことを考えると、携帯電話とゲーム産業は、今後さらに近づきそうですし、別途、ノキアのゲーム部門の人と話をする機会に、携帯電話を「Multi Media Computer」と呼んでいるのを聞いて、携帯電話とPC・コンソールが融合する日も、あまり遠くない気がしました。

2008-05-16 | | |

プロフィール

内海 州人
(Shuji Utsumi)



















★ソニー:経営企画室、Sony Computer Entertainment of Americaの創設メンバー
★セガ:Sega of America、セガ・エンタープライゼス執行役員
★ディズニー:インタラクティブアジア代表を歴任



☆クラッシュバンディクー(SCEA)
☆サクラ大戦, 2K Sports (セガ)
☆キングダムハーツ
(ブエナビスタゲーム)
などの作品にも係わる



・一橋大学卒業
・ウォートンMBA

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